風化風葬

つたえきれない

わたしはぐるぐると毎日を過ごしている。思想は途切れ途切れ、宴もたけなわに全てを放り投げたままずんずんと前に進み、ただ置いていかれないように必死で食らいついて明日を迎えている毎日。つらかったりつらくなかったり、楽しかったり嫌になったり、自分というものが単純構造で本当によかったと思う。なんだかんだ生きられるし、休みの日には出かけて色んなことをしてまた働いて、活力途切れず生活を営んでいる。イライラするのもモヤモヤするのもまた日常の醍醐味で、いっぱい笑っているからきっと、まだまだ、大丈夫。

まずは1人、消えた
いずれまた1人、また1人と
いつか誰もが、1人になるだろう

仕事をしています。仕事をするということはなかなかどうして悪くない。思考が少しずつ、薄い皮をぺりぺりと破って外へと、顔を出してはひっこんで、考えている途中でいつも結論が出なくて新しい思想に飲み込まれて、私の頭の中は小さい頃からずっとノイズまみれのラジオだった。ぐにゃぐにゃと電波が揺らいで、気がつくと番組が変わって曲が変わってパーソナリティが代わって替わって。そんなこんなで社会人になった私は、だんだん汚れていく部屋を後に仕事へ出かける毎日。嫌になるほど時間は進む。

思いつきの文章と思いつきの暮らし、これもまた、なかなかどうして悪くない