風化風葬

つたえきれない

いつか来た

いつか、いつか私も社会人になると思ってたんよ。来ちゃった。今のところふつう。つらいとかつらくないとかの次元でもなく普通の、ただ朝が早いねと純粋に身体が感じているくらいの、ごはんが私の設定した時間に向けて炊かれている音がする。そういえば私、ひとり暮らししていた。

そう私はひとりで1ヶ月前から暮らしている。恋人はたまにご飯作ってくれるし寝かしつけに来てくれるけれどもやっぱりひとりはひとり。なんとなく思索の時間が増えて、たぶん人生的には良い時間なのだと思う。さすが家賃払ってるだけあるなー自分の体が存在していることに対してお金が発生しているという実感。仕事でも、上司の話を聴いている時間にお金が発生しているという実感。世界はどうやらお金でできていた。それを知る度に悩ましいな、と思うけれどだからこそ、自分のどんな瞬間にも自分で価値をあげたいと思うよ。きっと時間は無限に存在するんだ、私はきっとその途中で死ぬのだろうけれど、それでいい


くだらない日常があなたの音楽とわたしの思想の融合で輝きますように